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全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 レポート

posted by jun-g at Mon, 29 Aug 2011 21:12 JST

来年の自分に向けて、反省を込めたレポート。

金曜まで

1週間前の日曜日。仕事のストレスなどもあって思わず暴食してしまい、体重が減ってないところに1kg上乗せしてしまう。この時点で62.8kg。

月曜に参加証が届く。同封のパンフレットに「前日の試走禁止」の文字を発見して「あ、終わった」と思った。

翌日から厳密なダイエット開始。朝、昼、夜とカロリーコントロール。するとみるみる体重は減って、木曜夜時点で(水分まで絞った状態で)58.5kg。しかし昼間仕事中に立ちくらみしまくるわ、ローラー乗っても全然回せないわで明らかに弊害が出まくっていた。

木曜でダイエットを終了して金曜からカーボローディング開始。夜にはローラーもある程度回せるようになった(気がした)。

土曜日

3時起床。4時出発。朝食は持ってきたおにぎりを車中で。10時頃に現地到着。試走できないなら車でコースの下見だけでも、と思って早めに来てみたが、「乗鞍マイカー通行禁止」の看板を発見してまた「あ、終わった」と思った。

5km地点の三本滝まではマイカーでも行けるようだったのでとりあえずそこまで行く。スタート直後の左カーブ過ぎが極端に道が狭いので、位置取りをちゃんとしとかないと詰まりそうだな、と思った。

三本滝からはシャトルバスで山頂まで行けるようだったので、コースの下見と観光もかねてバスに乗り込む。が、運転疲れが出て、コースのチェックもせずにウトウト居眠り。気付いたら森林限界を超えていた。霧がすごくて遠くの景色はあまり見えなかったけど、壮大ですごかった。行ってよかった。

1時間ほど山頂を見て回って、またシャトルバスで下山。お約束どおり下山でも居眠り。三本滝で車に乗り換え、スタート地点の会場へ。受付を済ませ、途中にある蕎麦屋で蕎麦を食べてから松本市へ。

松本市に到着して松本城を観光。松本市に来たのは2008年のPython developers camp以来。その時はまったく観光せずだったし、せっかく遠くまで来たんだし観光しないと損だと思った。何となく。

その後宿泊する旅館へ移動してチェックイン。旅館は松本市から乗鞍方面に5kmほど行ったところ。会場からは1時間ぐらい。遠いけど会場近くの宿泊施設が予約できなかったので仕方ない…。当日の駐車場確保が不安なのでとにかく早く会場に行かねば、と思った。

チェックインしてからゼッケン付けの作業など。この時初めて気付いたが、ゼッケン番号が「984」だった。984…くやしー…。これは悔しい思いをするぞ、という予告か何かか…。「10位まで入賞やし11位になったりするんかもね」などと冗談を言ってみたりしていたが、まさか本当になるなんて…。

で、旅館向いのコンビニで夕食(おにぎり弁当)と朝食(おにぎり弁当)を購入し、食事。そのあとすぐに風呂に入って、19時半に就寝。疲れていたのですぐに熟睡。

日曜日

3時起床。3時15分出発。少し雨が降っている。少し寒い。前方に同じく乗鞍に向う車がいて良いペースで走ってくれたので、4時頃に会場到着。スタート地点上の駐車場に誘導され、無事に駐車場確保。少し休憩してから朝食。5時になって自転車の準備をしてローラー台をセットしてアップ開始。30分ほど回してアップ終了。最後少しだけ上げて心拍は175まで。

トイレなどを済ませて、6時に会場へ。各グループ既に沢山の選手が並んでいて焦ったが、自分のグループは出走時間が8時7分だったのでまだあまり並んでいなかった。 7時になり、チャンピオンクラスからレース開始。地べたに座ってぼーっとしていたが、7時半前に突然トイレに行きたくなって慌ててトイレ待ちの列に並ぶ。トイレを待つ間に、自分のグループがスタート位置へ移動する番が刻一刻と近づいてくる。が、ギリギリのところでトイレも済ませることができ、メイタンサイクルチャージで最後のエネルギー補給をしてスタート地点へ移動。

スタート地点では前から5〜6列目ぐらい。悪かないけど良くもない。また右のラインから一気に前に出るつもりで身構える。

そしていよいよスタート。予定どおり最初のカーブまでの間に右ラインから一気に前方に出る。20番手ぐらい。カーブを抜けて狭い区間も詰まらずに抜け、道幅が広まると同時に前に一気に出て、そのまま調子に乗って先頭へ。いつも通り独走に持ち込もうとするが思ったほど脚が回らず、後ろからきた青っぽいジャージの選手と、紅白のジャージの選手に追い付かれる。ひとまず2人の後ろにつけて進むことにする。この時点で先頭は3人。

しばらく走ってると、赤白のジャージの選手がチェーントラブルか何かでストップして脱落。

さらにしばらく走ってると、自分がキツクなってきた。前を走る青っぽいジャージの選手のペースがかなり早い。何とか粘ろうとするが脚に全然力が入らなくなってきて、一気に失速してちぎれてしまった…。まだ4km地点ぐらいなのに。

もう最後までのんびり走ってやろうかなどと弱気になったりしたが、とりあえずゴールするまで何があるかわからんから最後まで出来ることをやろう、と思い直して脚を回し続けた。

チェーントラブルでストップした赤白ジャージの選手が勢い良く追い抜いていったが、少し行ったところでまたチェーントラブルになったらしく、再ストップ。そしてその後その選手を見ることは無かった(はず)。トラブル無ければ良いタイムだっただろうに、勿体無い。

そういう自分は驚くぐらい脚に力が入らず、少し勾配のきつい坂はダンシングでクリアしようとするがまったく進まないという異常事態が続いた。しかし、今できることは少しでも力を振り絞って脚を回すことだけ。「とりあえず楽しめ」「キツイとこは無理をせず、緩いとこは手を抜かず」などと考えながらひたすら耐えた。

その後、何だかんだで誰にも抜かれない(と思う)まま、ゴールに到着。ラスト100mの看板を見てもまったくスパートも出来ず。酷い有様。サイコンのタイムは1時間6分30秒ぐらい。び、微妙…。だけどコンディション最低だった割にはそんなに崩れなかった感じ?か?初めてなので良くわからん。

少し休憩してとっとと下山。ケータイサイトでリザルトを確認すると、予想どおり11位…。うわぁ…ゼッケン番号の呪い…。

総合で26位、126位、1026位も特別表彰、ということだったので126位あたり行けるんじゃね?という淡い期待を抱いたが、総合128位…。惜しい…。

と、いう感じで初乗鞍は終了した。

思ったこと

勝てる勝てないは別にして、いつも「自分に失望するような走りはしたくない」と思っている。今回も別に失望はしていないし、出来る範囲でやれるだけやったとは思う。

けど悔しい。もっとこうすれば良かった、ああすれば良かった、と色々考えてしまう。

レースに参加するようになってまだ1年目。ロードバイクに乗り始める3年前までまともな運動経験すら無かったわけで、トレーニングの仕方、コンディションの整え方や維持の仕方、気合や根性、等々まだまだ学ぶことは多い。日々勉強。

ちなみに、ゼッケンナンバーの呪いなんてものはなく、全ての原因は自分にある。だからこそこんなにも984!!

てなわけで

次は11月の熊野古道ヒルクライムに参加。今年は多分このレースで最後なので全部出してスッキリしたい。